Stray Love Ⅰ 〜ソラノイロ〜
「っざけんなよっ!!!」


アタシは、これ以上ないってくらい思いっきりナオをハツった。


「どーゆー事だよっ!!

なんなんだよ、オマエ!!」


胸ぐらを掴んで、激しくナオを罵倒した。



その時のアタシは…

半狂乱に近い状態で…


何て言ったか覚えてないし…

多分、言葉にもなってなかったと思う。



そして最後は…

涙で声にもならなかった。






「オイっ!!落ち着けよ!」

アタシを押さえ付けようとする幼馴染。


それを振り払って、事務所を飛び出した。


「ゥオっ!!、っと…

え?、サヤ!?」


ちょうど戻って来たリュウと、ぶつかりそうになりながらも、アタシは走り去った。


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