Stray Love Ⅰ 〜ソラノイロ〜
いつの間にか眠ってたアタシは、
昼近くに目が覚めて、買い物に出掛けようとした。


「生理休み終わったから、
今日はもう出勤するし…」

そう言って、レイカが合鍵を渡してきた。



受け取りながら…

ナオに合鍵をもらった時の事を思い出す。




胸を肺ごと、
グシャッと潰されたみたいに…

激しく痛んで、息が詰まった…



「…

アンタ、大丈夫…?」



え…?

レイカの心配する言葉に驚いた。


「…ヘーキ」

だけど、そっけなく答えて家を出た。






「おい、話がある」

突然、マンション下で腕を掴まれた。



オマエ…
ナオの幼馴染の…!

なんでココがわかったんだ!?



「昨日 龍 が血眼んなって、ココに入ってくアンタを見つけたんだ」

アタシの考えを察したかのよーに、そう言って…


「アンタって、いろんなヤツに大事に思われてんだな」

と、続けた。


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