Stray Love Ⅰ 〜ソラノイロ〜
ほんとは風俗の仕事からも含めて、
「這い上がって来いよ」って言ったつもりだったけど…


まぁ、急には辞めらんないだろーし、
続ける理由が他にもあんのかもって思った。


すげー嫌だったけど…

どんなキミも受け止めたかった。





例のごとく…

キミの店にも行く。


「なにしてんだよ!ナオ!」

って、当たり前に驚いてたけど…


少しでもラクさせたかったし、心配だし…



バカみたいだけど…

キミを抱くオトコを、1人でも減らしたかった。


だから前よりも、もっと通い始めた。


正直、前よりも辛かったけど…

それでも、キミのすべてを受け止めたかった。




「スル…?」

艶っぽく聞かれて…


すげー抱きたくなったけど…

店ですんのは嫌だった。
他のオトコ(客)と同じみたいで…



だけど、そんな事 言われたら…

もう我慢できない!


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