Stray Love Ⅰ 〜ソラノイロ〜
好きなもんは好きだけど…

やっぱり、傷つくのは怖い。


それに…

うまく行かなくて、一緒に居られなくなんのは、もっと怖い。



結局、そのままズルズルと…

季節は秋を迎えてしまった。





「咲陽ってさ、なんでオトコ作んねーの?もー、1年以上いなくね?」


突然のハルの問いかけに、言葉が詰まる。


つーか1年以上…
自分でもびっくりだ!


「俺とか久美みたく遊ばねーしな。

…好きなヤツでもいんの?」


「…

いるよ」


ハルはアタシをジッとみて、

「へぇ、一途だな」

って笑った。



ハルに一途なんだよ!

って、心ん中じゃ言えんのにな…



けど…

もーすぐ卒業だし、そろそろケリつけな
きゃな。


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