ありえない!
ザ・女子トーク
お昼の午後。



春の暖かい風と日差しの中


会社の食堂で私たち女子5人は


ガールズトークをしている。




私 細美みらい(25歳)は



入社5年目の今、仕事が大大好き!



すぐに熱中してしまう。




仲間との楽しいお昼の会話。




私は必ず聞く側にいる。



美沙 「ねえ未来は会社とかにさ好きな
人、いないの?
全く未来の恋愛事情、聞かないけどさ!」








あ、質問されてしまった。





あたしがウグイスの鳴き声に夢中になっていた時



他の四人はどうやら、




好きな人のことで盛り上がってたらしい。







その会話があたしに降ってくる。






あたしはとっさに言う。


未来「いや…そんなのあたしには

ほんっとに全然ない!!

あたしたぶん一生恋愛できないまま40くらいになっても独身だと思われる。。あはは」










って、笑いごとなんかじゃない。。。







生まれてこの方、あたしは誰とも付き合ったことがない。




25にもなってもだ。




うわぁぁあなんか恥ずかしい。



いや恥ずかしくなんて、ないよね?






ねぇ!





だから、キスもまだない。




他の女友達は、キスの一つや二つ




やら、デートもしたり。手を繋いだり。





私だけ完ぺき遅い…




もう駄目だ。。。





やっぱりどっかズレてるんだろうな。




帆風「未来いないの?
なーんだつまんない!居ると思ったんだけどな…」





つまんないって…



未来 「そ、そういえば帆風は後輩の野村くんと付き合い初めて、どんな感じ

なの?」






焦って話を変える。




年下の彼氏なんていうのは、イメージ的に可愛い感じでしか思ったこと、なかったからなぁ。



ま、逆にしっかりとした年下の男の人もいいよね♪



ってまた一人呟く。




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