君のことばかり
遅刻という名の

竹君。

じめじめとした空気が、
肌に纏わり付いて気持ち悪い。


気付けばもう梅雨だ。


時刻は7時30分ってとこだろうな。

まだ誰も来ていないであろう教室に向かう。


まぁ、普通は真面目な生徒委員ってとこなんだろうけど、

私の場合は、遅刻で生活指導をされ、こんな朝っぱらから学校に来なきゃいけないなんていう罰だ。


うー……やってやれるか!

元々はお母さんがもっと早く起こしてくれれば!


……なんて、今日は目覚ましを買って帰ろうか。


ボヤボヤと考え事をしながら歩いていたら、

―ドガッ!

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