アナタとの距離~2ndchance~
『で、彩乃はそれで良いのか?』
「そんな事言ったって仕方ないじゃん。」
『ま~微妙だな。頑張れとしか言えん。』
「そんな事より斗真は最近どうなの?」
『俺は相変わらずよ~』
夕飯の後、部屋に帰ってきて私は斗真に電話した。最近は昔のように…昔以上に仲良くなれてる気がする。
私のよき理解者の1人だ。
『正直、雅紀から彼女出来たって連絡来たときは驚いたけど(笑)お前と復縁したかと思ってさ。そしたらまさか新しく好きな人出来たって言うだろ?展開早すぎだし。』
「まぁ、仕方ないよ。お似合いだし。」
『…。でもお前諦めきれないんだろ?だから俺に電話してきたんだよな?』
違う!
…なんて言えなかった…。
そう。諦めてるはずなのに、どこかでまだ諦めきれない自分がいる。。
でも、またそのことで、せっかく出来た友達を失うのはイヤだ…。