アナタとの距離~2ndchance~
あれから何時間か話して気がつくとお日様が西へと沈みだす時間となっていた。
「あ、もう19時だよ。私達長居しすぎだね。」
「本当だ。奈菜ちゃんと雅紀がノロケ話ばっかりするからじゃん(笑)」
あれから数時間の間に雅紀とも自然と話せた。
話せたというか、話すしかなかった。
奈菜ちゃんに怪しまれてもいけないし。
雅紀もそう思って私にも沢山会話を振ってきた。
そう。
まるであの頃のように。。
雅紀は私と上手くやっていこうとしてるのかもしれない。
それはもちろん、自分の大切な人の友達だから。
それ以上でも、それ以下でもない。。
高校の卒業式から早4ヶ月。。
雅紀は前へと進み初めていた。
私はまだ、あの高校時代から抜け出せないでいる部分があるのかもしれない。。
ただ、これだけは言える、
雅紀は奈菜ちゃんに本気だ。。