トモダチの彼女と同居
彼女の涙に負けて、俺はしぶしぶOKをだした。
「わかったよ」
この時はただ何も考えずにOKを出したのだが、これから波乱な大学生活を過ごすことになるとはこのときの俺には予想さえつかなかった。
「やった~!フー!」
さっきまで泣いていた人とは思えないくらい無駄にハイテンションの結。
結に振り回された俺は、今日はまだ始まったばかりなはずなのに一気に疲労が襲う。
てか。
おばけって普通透けてるってイメージがあると思うのだが、今目の前にいるおばけは先程俺の膝に乗れた。
んーなんていうか、物理的に存在しているというか、なんというか。
普通の生身の人間と大差ないような気がするんだが。
「お前、本当に俺にしかみえないの?」
怪しすぎる。