トモダチの彼女と同居
「ねーきいた?主席で入学してきた人事故死したらしいよ」
「は、わかる。めっちゃ美人なんだよね、友達が同じ高校だったんだ」
「えーかわいそう」
偉そうにドカドカ歩く葉月を追いかけてる途中に聞こえた言葉。
結のことを指しているのは、すぐに察知できた。
葉月は
聞こえただろうか。
「葉月、待って!」
「亜紀」
葉月は立ち止まり、後ろを振り返り普段みせることのない柔らかい笑顔で俺をみる。
この笑顔は男の俺でも惚れそうだ。
「いつものとこに行こう」
いつものとこ
そこは、高校生の時に俺と葉月と結の三人でひたすら朝から晩まで勉強したカフェのことを意味している。
結が死んでから避けてたカフェ。
「お、おう」
葉月は顔には出さないだけで、結が死んで一番ダメージを受けてると思う。
何だかんだ結を愛してるってことは、俺はよくわかっていたからな。
なのに。
俺は結とえっちしてもいいって思ったんだよな。
うっわ~最低だな、俺!