トモダチの彼女と同居



「お前心当たりあるならいってみろよ」



そしたら俺も手伝うし、早く成仏できるわけだし。



「んー、ないことはないけど」



モゴモゴと何かいいたいよーだが、結はためらっている。


らしくねーな。



「はぁ?いえよ、ばか」




「んー、もしあたしが思っていることなら一生成仏できないと思う」




「なんだそれ?はやくいえよ」



彼女は首を横にふった。



言えないことなのかよ。



俺はなにもすることできねーじゃねーかよ。




「いや、とりあえず葉月とすることかも」



葉月とすること、、。



それって冷静にどんなしてやるんだよな。まじで。



友人がおばけと初体験を迎えるなんて、なんつーか、うん、お気の毒としかいいようがない。




でも成仏させるためには仕方のないことか。




< 39 / 69 >

この作品をシェア

pagetop