トモダチの彼女と同居
けっか
* *
「お前、女と付き合ったことないだろ?」
2限が終えると俺は葵とハルカに誘われ、学食で昼休みを過ごした。
ん。
なんでわかったんだ。
パスタを無駄にまいて俺は鼻をフンッとならす。
「そ、んなことないし、。俺だって女の子の1人やふたりとお付き合いしたことあるぜい」
フォークに巻かれているパスタの量がでかすぎて、口にうまくはいらない。
むむむ。
「お前わかりやす!」
葵が俺をみては大笑いする。
「ふぬぬぬぬ」
なにもいえん。
「お前は由衣ちゃんいけただろ!」
葵がもったいね~と呟いた。
「俺由衣ちゃんをそんな風にみてんかったわ!それに葵が壊したんだろ!」
「そんな風にみてない?さいてい、由衣ちゃんぶすっていいたいのか」
はぁ!ちがうわ!
俺は必死に首をよこにふる。
「由衣ちゃんは葵をみてたぜ!」
「え?まじ?狙えるさ!」
ちなみにこの合コンはみんな収穫はなかったみたい。
俺は2度と行きたくない。