彼氏に依存されました。


ダメかもしれないと不安だったが大毅から返ってきたメールは意外なことに『わかった』とのこと。やっぱり練習ならいいのか。


そして私は安心して甲斐君と誰もいない第2体育館で練習することに。


「須磨と話すの久々だな」

「だね。やっぱり大毅が、ね?」

「まあ大丈夫だろ」

「うん。了解得てるしね」

「お、用意周到だな」

「はは。大毅の沸点は低いから」


今回はただバスケしてるだけだ。なにも気にすることはない。大毅からちょっと解放された気がして心の底から楽しめた。まさか甲斐君はわざと私を誘ってくれたのかな、なんてね。
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