大切な記憶
「学校、遅れるよ?」
携帯を私達に見せながら重大なことをサラッと言った。
「『あぁーーーーっ!!!』」
すっかり時間を忘れていた!
「行くぞ!早く後ろ乗れ!!」
『言われなくてもそのつもり!!』
いつものようにひょいっと身軽にバイクの後ろに乗る。
_ブゥンッ
エンジンをかけ発進させる。
それと同時に柊の声が聞こえた。
「あ、楓が行く学校、厄介な奴お______。」
最後までよく聞こえなっかけど
ま、だいたい言いたい事はわかる。