大切な記憶
『痛っ!!!』
颯はヘラヘラして冷蔵庫にある方へ歩いて行った。
ヘラヘラしやがって!!
『んで?変な奴って?』
視線を柊に戻し聞く。
柊はPCから視線を外しこっちに視線を向け喋り始めた。
「楓が通ってるとこには変な奴って言うか…危険な奴。
そいつ等は毒蛾って言う暴走族だ。
そいつ等はなんでもやりやがる。
欲しい物は卑怯な手を使ってでも手に入れる…。」
おいおい…そんな奴が学校通えんのかよ…。
学校はこの事知ってんだろ?
そうか!見て見ぬふりか!!
「楓の学校はなんでもありなんだよ。」
私の考えをまた見透かす柊。
なんでもあり!?
んなわけねーって!
アイツが考えて私を入れてくれた高校なんだから。
「だから気をつけろろぉおおよぅ。」
颯はさっき冷蔵庫から取り出したジュースを飲で言った。
途中でジュースを飲みながら喋んな!!
「楓、本当に気をつけなよ?」
柊は私の顔を覗きながら言う。
バッ!!
いきなり覗き込むのやめて欲しぃ…。
『…分かった。』
てか!こいつ等に心配されるなんて総長失格だな。
心配されねーようにしなきゃな!