大切な記憶



青ざめているとチャイムが鳴った。




あ、終わった!




と思いきや、いきなり後ろのドアが壊れるんじゃないかってくらい大きい音をたてながら開かれた。




それに続き挨拶をする声が聞こえてくる。




「おっはようさーーーーん♪」




さっきまで音にビックリしていたクラスの人たちはその声と入って来る人達を見た途端に黄色い歓声をとばす。



男共も、とばす。黄色ではないが…




つか‶こんにちは"の時間帯なんですが?



そんな黄色い歓声にも気にせず心の中でツッコミをする私。




視線を外し、窓から空を見上げた。




綺麗な青空に雲が少しずつ流れていた。




後、6限だけだ。



早く放課後にならないかな早く倉庫に帰りてー。




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