大切な記憶




そんな事に思いふけっていると隣から椅子を引く音と共に声をかけらた気がした。




けど私に声をかける人なんているわけないしスルーの方向で。




「おい!お前に言ってんやけど?」



ん?


いやいや私に声なんてかからないよ。




「おい!聞こえへんのか?」




目の前にいる櫻髪は私の机にバンッと音をたて手を置いていた。



!?


びっくりして目を見開く。



私に聞いてんのか!!!!




『な…なんですか?』




驚きを隠しつつ真面目ちゃんを装い聞き返す。




「なんですか?やないねん!ほんま人の話聞いてへんな!名前、なんて言うんやって言ってんねん!」



は?




名前?自己紹介の時にしたんだけど?





なんで今更?





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