大切な記憶



あ、こうなったのも私のせいか!



ごめんよ壁さん…。

お前には罪がねーのに…



「俺達のこと知ってんだろ?痛いことされたくなかったら大人しくゆーこと聞こや。」


知らねーし!そんないい子じゃないんで遠慮させてもらいます。



「なぁ、ちょっとツラかせよ。」



え、ちょ…。


背後にどす黒いオーラが出てますよ?



しまって頂きたい。




うーん…ここは殴って気絶させるか!


グッと拳に力を入れる。



ん?



遠くから話し声が聞こえる…。




「ねぇ、あの子ヤバくない?」



「しっ!見ちゃだめよ!関わったらあいつ等になにされるか…。」


チラッ



遠巻きに見てくる奴らがいる。


私は軽く舌打ちをする


ここで問題を起こすわけにわいかない


殴って気絶させることはどうもできそうにないな。



大人しくついて行くのが適当か…。



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