大切な記憶



違いは分かったけど最後の笑っちゃうよ!


態呀ションボリしてるよー。



「という事でこれからは俺達と一緒に行動してもらうよ。」


態呀はすぐにいつものキリッとした声に戻り言った。


立ち直り早っ!



てか、はい!?!?




『なんで…ですか?』



なぜ一緒に行動しないといけないの?




「それはな、毒蛾に目つけられとるかもやでや!」



いやいや、まったく理由になってませんよ日向さん。



「なに口開けてポカーンとしてんねん!毒蛾の奴らと関わったら絶対に目つけられるんやで!」



そんなの憶測。


しかも勝手に私があいつ等を倒した感じになってるし。



間違いじゃないんだけどね?




でも、流星達に話したのはあいつ等が倒れている処にたまたま居合わせたって事だよな??




…疑っているか。




「だから、ね?俺達と一緒に行動してくれないかな?」



優しく訪ねてくれる態呀はお兄さんみたいだ。



はっ!優しいからと騙されるな自分!




『貴方たちが私に優しくする理由もないし、私は大丈夫なんで一緒に行動しなくていいです。』




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