大切な記憶



『まぁまぁ。そんな眉間にシワな寄せないでくださいよー。』



あ、余計にシワ寄った。



「オメー盗み聞きしてたんか?汚ねーヤローだな。」



うっわー。



人のこと言える立場ではないっしょ君。




『違いますよ~。寝てたら、君たちが来てうるさくって起きたらなんかカツアゲしてるしってわけだよ。』



おわかり?



「んなこったーどーでもいい。」




どうでもいいんかーーーい。




「お前には関係ない邪魔すんじゃーねーよ。」



カツアゲヤローは手でしっしっと追い払うようにする。



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