halcyon
「ごめんね、ユイ…もう耐えられなくなっちゃったから…」
きっと、これだけ言えば先生も全てを理解し納得するだろう。
「じゃあね…先生…」
立ち尽くす先生を背に僕は図書室を立ち去った。
放課後の廊下には一つの足音だけが響いていた。
高校一年生の終わり。
僕と先生との図書室で始まった不可思議な世界は、こうやって図書室で幕を閉じた。
きっと、これだけ言えば先生も全てを理解し納得するだろう。
「じゃあね…先生…」
立ち尽くす先生を背に僕は図書室を立ち去った。
放課後の廊下には一つの足音だけが響いていた。
高校一年生の終わり。
僕と先生との図書室で始まった不可思議な世界は、こうやって図書室で幕を閉じた。