halcyon
2日ぶりの僕を見た時の親の声がコレ。

「どれだけ人に迷惑を掛けたら気が済むの??」

どうやら心配なんて言葉は持ち合わせてないらしい。


その一言を吐き捨てる様に言い放ち、僕を部屋に一人にする。


机の上に散らばっているカッターの山。


今までの痛みが刃の錆びとなって残っている。



この世界で生きるのは辛くて苦しくて…



生まれてこなければ…

そんな不謹慎な事を思ったりもしたくなる。
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