halcyon
「ソラ〜!!朝よ!!いい加減に起きなさ〜い!!」

目覚まし代わりの母親の声で目を覚ます。

「ふぁ〜い…今、起きるょ…」

時計は6時30分を指していた。
学校行きのバスは6時48分。

「ぇ…何でこんな時間…もっと早く起こしてよ!!」

「失礼ね、何度も起こしましたけど?!起きなかったのはドコの誰でしょうね。」

「あ〜もぅ…ごめんごめん。でもシャワー浴びる時間が…」

「いくら起こしても起きなかったのが悪いんでしょ!!」

「ごめんってば!!」

僕は仕方なくシャワーを諦め、素早く制服に着替えてダイニングテーブルを前に座った。
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