halcyon
「ほら早く食べて行かないと!!」

そう言ってパンとコーヒーをテーブルに置く。

「そんな急かすなってば!!」

時計を見たらバスの来る10分程前だった。


バス停までは家を3分前に出て走れば間に合う。

少し安心してコーヒーを一口飲んだ。

「そんな余裕あるの?!」

「大丈夫だって!!時計ちゃんと見てるよ。」

僕の母親は執拗なまでに急かす。
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