halcyon
気付けばバスは降りるべき所を、通り過ぎ様としていた。


僕は慌てて、

「すぃません!!降りますッ!降りますッ!」

降車ボタンを押して叫ぶ。

「今度から、もう少し早く押してね。」

「はぃ…すいません。」

僕は顔を真っ赤にして急いでバスから降りる。



バスから降りて2分程、平坦な道のりを歩く。

向かう先は駅の駐輪場だ。


バスで駅まで行き、駅に置いている自転車で学校まで通う。



この生活が中学1年から続いている。
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