いつか見つけてね2
手術室に入る前にお母さんが話してくれた。
ドナーになったのは光信のお母さんである靖枝さんの為だって。
私に知らせなかったのは変に心配させたくなかったって。
昔から靖枝さんは体が弱くてアメリカの病院で働いているお父さんの患者さんとして知り合いになった。
お母さんはボランティアで病院にいるときに知り合いになったって言ってた。
史君と同じ年の息子がいるということで意気投合してすぐに靖枝さんと仲良しになったんだって。
でも、私は病院にはほとんど連れて行ってもらったことがないから靖枝さんとお母さんがお友達だったなんて知る由もなかった。
お母さんが光信をパーティーに誘った理由が靖枝さんに、一人で留学している息子がいるから心配でっていう親心だったみたい。
だから、何度かうちのパーティーに顔を出していたんだ。
「昔の彼はやんちゃで史也とは全く異なる性格だったわね。」
なんて思い起こして話してくれても
私は子供の頃のことでほとんど覚えていないよ。
「それじゃ、あとは任せたわね。」
と史君に言うとお母さんが手術室へ入った。
それから、長い手術が始まった。
ドナーになったのは光信のお母さんである靖枝さんの為だって。
私に知らせなかったのは変に心配させたくなかったって。
昔から靖枝さんは体が弱くてアメリカの病院で働いているお父さんの患者さんとして知り合いになった。
お母さんはボランティアで病院にいるときに知り合いになったって言ってた。
史君と同じ年の息子がいるということで意気投合してすぐに靖枝さんと仲良しになったんだって。
でも、私は病院にはほとんど連れて行ってもらったことがないから靖枝さんとお母さんがお友達だったなんて知る由もなかった。
お母さんが光信をパーティーに誘った理由が靖枝さんに、一人で留学している息子がいるから心配でっていう親心だったみたい。
だから、何度かうちのパーティーに顔を出していたんだ。
「昔の彼はやんちゃで史也とは全く異なる性格だったわね。」
なんて思い起こして話してくれても
私は子供の頃のことでほとんど覚えていないよ。
「それじゃ、あとは任せたわね。」
と史君に言うとお母さんが手術室へ入った。
それから、長い手術が始まった。