いつか見つけてね2
再会
今日は岳斗君に言われてたアンディ氏と会う日。
少し緊張するな。
彼は有名な雑誌でも表紙を飾るぐらいの顕著な方だから。
それにかなり年上のお父さんみたいな人。
そんなことも知らないで、岳斗君は私のことを見ると
「緊張してるの?
大丈夫だって。
フレンドリーなきさくなおじさんだから。」
「うん。わかってるんだけどね。
何度もそう言われてきたから。
でも、やっぱりエッセイに書くのには大物すぎるっていうか。
そんなことオッケーしてくれるのもわからないし。」
「ホント自信なさそうになっちゃって。
そんな控えめなところも可愛いけど。。。。」
そんなことをスラッという岳斗君に
「もっ、もう!
またそんな風に冗談ばっかり!」
そう言い返すと笑った岳斗君が
「緊張取れただろ?
その顔のほうがいい。
じゃないとまた言うよ?」
ハハハって二人でリラックスできたそんな時にふと振り返ると年配のおじさんがニッコリ笑って立っていた。
「ガクト、その娘が紹介したい女性か?」