いつか見つけてね2


「光信か?

お前に会うの久しぶりだな。

なのになんだって、俺に会う時間がないだと?」

そう言って立ち上がったアンディは俺に向かって歩いてきた。

コツンと肩を軽口を叩きながらタップされるとその後ハグされた。

アメリカ人でよくある挨拶のようなもので別にそこまで怒ってるわけじゃないとわかったが

「失礼いたしました。

大事な用事があったもので。

アンディならご理解いただけるかと思ったんですがね。」

ちょっと生意気な口調で返すと、白髪の混ざった髪を撫で付けている彼が

「大事な用事は、ファミリーが関わる時だけだ。

お前のファミリーとは今朝話をした。

何言ってるんだ。そんなこと言うなんて。」


アンディに怒られた俺は

「将来ファミリーになる大事な彼女と久しぶりに過ごしてたんだ。

彼女はかけがえのないワイフだ。

アンディならわかるだろ?」

そう言い返すと彼の顔色が変わって


「おお。そうか、そうか。

それは喜ばしいことじゃないか。

で、いつその彼女を俺に紹介してくれるんだ?」

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