いつか見つけてね2
先生にその黒い土鍋を持っていくと

「あら、いいセンスしてるわね。

長い間大事にしてあげてね。」


そう言われれ、

「はい。」

と返事した。


岳斗君は隣で包まれて袋に入れられた鍋を持つと


「ありがとうございました。」

それだけ言って店を出た。


本当に他の女性には素っ気ない岳斗君。


店をでて私は

「喉乾いたね?

なんか飲んで行こうよ。」

と岳斗君を誘うと


「ああ。

何食べたいの?」

って私がお腹空いてるのバレちゃったみたい。


そして私たちはおしゃれな喫茶店に入った。

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