いつか見つけてね2

美穂がクラスがゆっくりと言っていたので思わず手をとって俺の部屋へ連れて行った。

前は夜に俺が美穂を迎えに行ってそのまま俺の部屋で朝まで過ごすことが多かったけど、今年に入ってからは俺のほうが美穂の所へ行くことが多い。

時間がなかなかあわないでいたからかなり我慢していたほうだ。

だから、朝からパジャマのままの美穂の手をとって俺の部屋に連れ込むなんて俺も限界だったんだろう。

俺は、朝からガキのように美穂をもっと感じていたかった。


「光信?準備しないといけないんでしょ?

ほらっ。」


そう言って俺の背中を美穂が押しながらバスルームへと進んでいった。

「美穂が脱がせて。」

そう言って俺は美穂の様子を伺う。

するとパッと顔を赤らめて俺を上目遣いで見上げると

「エッ、なに言ってるの?

朝から、そんなこと、できるわけないじゃ「それじゃ、朝じゃなかったら脱がせてくれるのかなぁ?」


「うっ、イヤだ、朝からもうー。」

「ハハハッ、ゴメンな。

あまりにも可愛くて少し苛めたくなった。

美穂、こっち向いて。」

少しご機嫌斜めで顔を背けてしまった美穂に俺は肩に手をやると後ろから抱きしめて自分の顔を美穂の頬にくっつけた。

「こうやって美穂の事感じるだけでいい。

あとは今度の休みにとっておくから。


その時は覚悟な?」

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