いつか見つけてね2


久しぶりに家に帰って水入らずのところ少しお茶を飲んで過ごした時アキラさんが用事があるっていうから先に帰っていった。

今日は泊まっていくことに決めたから、笑顔で手を振って見送った。


「美穂、しばらく見ないうちにしっかりしてきたんじゃない?

一人暮らし大丈夫みたいね。」


「うん、アルバイトもしてるし、学校も楽しいし。



それよりお父さんたちは戻ってきたの?

それとも出張?」


これは私が今一番知りたかったこと。


「それなんだがな、美穂。

お前を連れに来たんだ。


一緒にアメリカに来て欲しいんだ。」


お父さんが私の前に座って話し始める。



「母さん手術するんだ。」


「エッ?


どうい‥うこ‥.と?」



私はいきなりお父さんから言われたことについていけなかった。


「お母さんは元気なのよ。

どこも悪いところがあって手術するんじゃないの。








あのね、


ドナーになるの。


私達の知り合いの方のね。」




私は放心状態で動けない。

「手術って、ドナーって?」

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