千年呪い唄~強い想いの果てに~
雅司のお父さんのお葬式に来たお坊さんを見て、独り言を呟いた知恵。

それを聞いて気味悪がった雅司。

二人の距離は急速に開いてゆく。

知恵は子育てと仕事に毎日忙しく、自分の精神が病んでいっていることに気付かない。

しかし、知恵は確実に壊れつつあり、それを伺わせる行動が幾多と家族を悩ませる。

旭が化粧品会社に勤めているのだが、そこから、ビックリするほどの高額な買い物を何度となくしている。

支払いが追い付くはずもなく、旭がこれ以上はやめた方がいいと止めたほどである。

それでも買うと言い張られれば、購入していただかないわけにもいかず、渋々購入してもらったのだが、支払いが追い付かないと、旭が押し売りしたと回りに触れて回ったのである。
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