ナチュラル
………僕も今夜は、ここに居ようかな。
帰るのも面倒だし、何よりはなのことが心配だ。
「は…るくん…ふふっ」
不意に呼ばれた僕の名前。
その声がたまらなく愛しかったから、明日のお説教は優しくしてあげるよ。
とりあえず、玄関の鍵だけは閉めてほしい。
それが僕の、今の願い。
【たまらなく、】-+Fin+-
因みに、はなは俺が病気で死ぬ夢を見たらしい。
(勝手に僕を殺さないでくれる?)
(う"っ…)