壊れたココロ
「だからさぁ、華奈ちゃんにあげた四つ葉のクローバー見て驚いたよ!
海斗のやつ、まだ信じてたんだなって。華奈ちゃんには本当に受験受かってほしいって願ってる証拠だから頑張ろうね。」
そっかぁ…。
そんな意味や思いがあったんだ。
海斗がそこまで応援してくれてるとは正直思ってなかったから、なんだかあたしは感動していた。
「陸さんっ!!
あたし、絶対に合格します!今まで以上に頑張るのでよろしくお願いします!」
あたしは俄然やる気がでて、気持ちも新たに頑張る決意をした。
「今までも十分頑張ってきてるんだから、このままで大丈夫だよ。」
陸さんはそう言うと、優しく頭をぽんぽんっと撫でてくれた。
裏切っちゃいけない、その思いが更に強くなった。