"ありがとう"を君に



もうそろそろ、5限目の授業が終わる頃。

さて、6限目の授業は受けようかな…。
どうせ、帰っても独りぼっちだからな…。


「じゃ、そろそろ私は教室に戻るけど、
榊原はどーすんの?」

「俺も教室戻るに決まってんだろ?
お前は馬鹿か?」


何こいつ。
ちょっとは優しい奴って思ったけど、全然違うんだけど!


私は榊原の言う事を無視して屋上を後にした。





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