"ありがとう"を君に
*隼人 side*
お昼が終わり戻ろうとした。
だが、陽一の女に止められた。
「隼人君、お願いがあるんだけど…」
「なんだ?」
「美咲を見張ってて欲しいの…。
私は頭悪いし授業出なきゃ先生に怒られるけど、隼人君は頭良いでしょ?」
如月を見張る?
何故そんな事する必要がある?
「別にいいが、何故だ?」
「私の口からは言えないけど……。
でも、隼人君なら安心して任せられると思うんだ。
それに、隼人君がいれば男が屋上に来ても美咲が襲われないですむでしょ?」