"ありがとう"を君に



この時俺は、無性にこいつを守ってやりたいと思った。


俺の膝に彼女の頭をのせた。
優しく壊れないように頭を撫でていた。





彼女はこの学校の人気者。

そして、俺はこの学校で結構有名で不良ぽいと言われてる。
それに女遊びが激しいとも噂されている。

真逆で、平行線だった俺たちがこの時から少しずつ交差し始めたんだ…。


まだ、この気持ちがなんなのかこの時の俺は知らない。




ましてや、この先の運命がどうなって行くのか俺は知らない。



*隼人 side end*





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