"ありがとう"を君に



はぁ。これからどうしよ。
今はまだ11時ごろ。

由香達と会ってまだ1時間しか経ってない。



由香と河本は手を繋いで遊園地の中へと姿を消した。

そして、今横には榊原がいる。



「ねぇ、家送らなくていいから」

「なんで?」


いやいや…。
なんでって聞かれても…こっちこそなんでって聞きたいよ!


「私買い物とかしてから帰るから適当に榊原も帰ったら?」

「あっそ。ならそーするわ。
じゃ、気を付けて帰れよな!」


ポンッと私の頭の上に手を置かれた。
直ぐにその手はどかされたけど…。





< 48 / 111 >

この作品をシェア

pagetop