"ありがとう"を君に
はぁ。これからどうしよ。
今はまだ11時ごろ。
由香達と会ってまだ1時間しか経ってない。
由香と河本は手を繋いで遊園地の中へと姿を消した。
そして、今横には榊原がいる。
「ねぇ、家送らなくていいから」
「なんで?」
いやいや…。
なんでって聞かれても…こっちこそなんでって聞きたいよ!
「私買い物とかしてから帰るから適当に榊原も帰ったら?」
「あっそ。ならそーするわ。
じゃ、気を付けて帰れよな!」
ポンッと私の頭の上に手を置かれた。
直ぐにその手はどかされたけど…。