"ありがとう"を君に



「はぁ?それ本気で言ってんの?」

「そうだけど…?何、私変な事言った?」


「いや、いいわ。
それは、俺のケー番だから登録しとけ」

「ケー番だったんだ…」


「なんかあったらいつでも連絡して来い」


そして、いろんな話をした。
彼といると時間が過ぎるのが早く感じてしまう。


だって、もうコンビニだもの。


「もうコンビニか。じゃ、バイバイ」

そう言ってコンビニの中に入ろうとした時、後ろから腕を引っ張られた。



ーチュッ


またもや、不意打ちのキスをされた。


「おぅ!じゃまた明日」



そう言って、彼は来た道を帰って行った。





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