2人の陰陽師〔後半〕
びっくりしてルナを凝視する。
ルナは、やっと目があったと微笑んだ。
「蓮、…あなたのことが大好き、です…」
そう言って、意識を失ったルナ。
「なぁ…まだ俺返事してないし、いい逃げかよルナ。……絶対に死なせてたまるか。かってに死んでみろ、閻魔大王にでも直談判にいってやる」
存在を確かめるようにぎゅっと抱き締める。
「お別れはすんだかの?なら、いい加減渡してほしいんじゃが?」
そういわれるまで忘れていた狐の存在。
ルナを助けるためには最短で倒さなければいけない。
冷静になり、術を組んでいく。
「誰が渡すか。今の俺は機嫌が悪い。だから、死にたくないなら見逃してやるが?」
そう狐に問えば、冗談じゃろ、と鼻で笑う。
まあ、最初から見逃す気はなかったがな。
「不動縛」
印を組んだものを狐に放つ。油断とルナという盾がないためか、あっさりと術にかかる。
ルナは、やっと目があったと微笑んだ。
「蓮、…あなたのことが大好き、です…」
そう言って、意識を失ったルナ。
「なぁ…まだ俺返事してないし、いい逃げかよルナ。……絶対に死なせてたまるか。かってに死んでみろ、閻魔大王にでも直談判にいってやる」
存在を確かめるようにぎゅっと抱き締める。
「お別れはすんだかの?なら、いい加減渡してほしいんじゃが?」
そういわれるまで忘れていた狐の存在。
ルナを助けるためには最短で倒さなければいけない。
冷静になり、術を組んでいく。
「誰が渡すか。今の俺は機嫌が悪い。だから、死にたくないなら見逃してやるが?」
そう狐に問えば、冗談じゃろ、と鼻で笑う。
まあ、最初から見逃す気はなかったがな。
「不動縛」
印を組んだものを狐に放つ。油断とルナという盾がないためか、あっさりと術にかかる。