2人の陰陽師〔後半〕
ほんと見に覚えがない……。
う、うーん……と唸っていると、このクラスの中心的存在である…誰だっけ…あ、笹川くんが話しかけてきた。
珍しい…いつも影でブスとか言ってるあたしに話しかけてくるなんて。
「お前、木下?」
「そうだけど…」
「モデルのLUNAだよな?」
「それが?」
なんでわかったんだろと首をかしげる。
そういえば、病院で治療の邪魔にならないように長すぎる前髪は切られて、眼鏡も病室ではしてなかったから、今日も寝坊してそのままできたんだった。
眼鏡は仮にもモデルなんだから、変装のためにしときなさいみたいなことをマネージャーにいわれてたのに…忘れてた。
まあ…梨奈もしてないしいっか。楽だし。
自分の中で自己解決していたときも笹川くんの話は続いていたようで。
とりあえず最後にサイン下さい!とだけ聞き取れた。
う、うーん……と唸っていると、このクラスの中心的存在である…誰だっけ…あ、笹川くんが話しかけてきた。
珍しい…いつも影でブスとか言ってるあたしに話しかけてくるなんて。
「お前、木下?」
「そうだけど…」
「モデルのLUNAだよな?」
「それが?」
なんでわかったんだろと首をかしげる。
そういえば、病院で治療の邪魔にならないように長すぎる前髪は切られて、眼鏡も病室ではしてなかったから、今日も寝坊してそのままできたんだった。
眼鏡は仮にもモデルなんだから、変装のためにしときなさいみたいなことをマネージャーにいわれてたのに…忘れてた。
まあ…梨奈もしてないしいっか。楽だし。
自分の中で自己解決していたときも笹川くんの話は続いていたようで。
とりあえず最後にサイン下さい!とだけ聞き取れた。