それでも、好き

一ヶ月記念日

コンテストは準優勝で終わって。帰りに優太からメール
がきてて内容が。

『今、コンテスト会場の前でいるから来い。』っていうメールだった。

「来てたんだ。急ご。」


私の中では、優太一色で染まってる。ほかの男子には見向きもしなくなった。
貴方の声、仕草、温もり、笑顔。全部が愛しくてしょうがない。

「やっと来たか。一緒に帰るぞ。」

「あ、うん。優太、先週は一緒に帰れなくてごめんね。」

「ん?いいよ。別に。」

「ん。わかった。ありがと優太。」

「おう。」

ッチュ(ドアップの音)

「っ////」

「可愛いな、唯は。」

「ちょっと、不意打ちは狡いよ!」

「お前が、可愛い顔するからだろ。笑」

「可愛くないもん!笑」

「いや、可愛い。笑」

こういう会話が続いた。その時、優太が

「そういや、俺たちもう一ヶ月来たな。」

「そうだね。これからもよろしくね。」

「おう!絶対に離れないからな。」

「ん!離れたくない!笑」

こうして、私たちの恋はまだ続いていく……。
優太と付き合って、私の世界はガラリと変わった。

「絶対に離れたくないな、もう優太しか見えないよ。」

「知ってる、なぁ、唯。」

「ん?」

振り返る前に勇太は私に抱きついてきた。
一瞬何が起こったのかわからなかった。

「……?優太?」

優太、さっきからずっと変だよ。
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