好きだから。大好きだから。
102と書いてある扉が
あったからそこを開ける。
「と…ま…ぁ…っんんっ」
は?
マナ?
冬馬?
ありえない。
なに?どういうこと?
夢?夢でしょ。
冬馬は私のことをチラッとみて
ニヤッと笑う。
もっと激しくなるキス。
マナ、知ってるよね?
私の彼氏のはずの冬馬のこと。
『ごめんなさいね!失礼しました』
バンッ
思いっきり扉を閉める。
呆れた。
『なんで…ふぅ…こんな…っ…
可愛くないんだろ……ふぁ…あ…』
歩きながら帰る。
泣きながら帰る。
いきなり、手を掴まれて
後ろに引かれた。