読書少女
「煩い…」
「プッ」
「…?」
変なコントを繰り返していると、3人のものではない笑い声が聞こえた。
「はははっ、面白いねー君達」
「おー佐山が笑ってんの初めて見た」
「碧でいいよ、ってか俺も笑うよ?人間だし」
…なんか、笑った顔見てもキュンと来ない。
どうせなら凪の笑った顔が見たいんだけどー!
もはや不可能に近いけどね…
「えーと…」
「あぁ、河西(かさい)杏香、よろしくねー」
わざわざフルネームってのもめんどくさいけど、なんとなく名前で呼んでほしくなかった。