読書少女




「多数の女子を束ねてきた杏香さんにお願いです!イジメを止めさせてくださいっ」



は?



私にめんどくさいことをしろと?



「私は---」



断ろうとして思った。



これを断って私にメリットは?



余計な事に巻き込まれたくないなら、その余計な事を潰せばいいんだ。




「それはどこで?」



「っっっ!…いつもは会議室、だったと思います」



「そ、じゃあ言っておくから」



「ありがとうございます!」




…さて、どーしようかな~。




「お前も大変だな」



「癒やして、凪たん♡」



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