読書少女



「お前らしいな」



「ほめてる?貶してる?」



そう言うと、無言で席に戻ってしまった。



ホントは分かってる。



全員を信用してないとかそういう問題なんかじゃなくて。



出る杭は早めに打っておかないと、先輩の顔が立たないんだろうなー



そんな事情、私が知ったこっちゃないんだけど。




ってことで。



「ちょっくら行きますか~」



こんな緩すぎた決断が。



後から後悔することになるなんて…



ましてや誰かを巻き込んでしまうことなんて。



この時点では誰も予想していなかった…



sideend.



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