読書少女
何人かの女が見えたところで隠れる。
堂々と行っても良かったけど、杏香がキレたら後がめんどくさい…
「目立ってるらしいわね…アナタ」
「そうなんだ、まぁアンタたちの間で目立ってるってことは分かったわ」
5人ほどの女に囲まれても怯む様子を見せない杏香。
いつも通りの杏香だ。
「で、何の用なの?いたいけな女子まで巻き込んで…」
さっきの女子を周りの奴らの仲間とは考えないらしい。
あのおびえ方からしてその選択肢は消えていたけどな。
「アンタが目立ってるのが悪いんじゃない!それにミドリ君とまで同じクラスになってっっ」
「それ私関係ある?」
「大ありじゃない!」