春-始まりのうた-

駅に着いてタクシーで
会場に向かう間、龍樹は一度も携帯を触らなかった。

ずっと私と手を繋いで笑ってんだ。


だけど、これが最期だった。




< 9 / 22 >

この作品をシェア

pagetop