龍桜
「さーてとっ、理事長室行かなきゃ」
思わずつぶやく私なのだけど……
「理事長室……何処?」
とりあえず動き回る。
「誰、あんた」
「ふぇ?」
ふいに声をかけられた。
えーと、どうしよう……
選択肢その①逃げる
その②理事長室が何処か聞く
その③いつもの私で
まず、①は私じゃないからパスでしょ。
②も確かに良いんだけど、
それにはちょっと問題があるんだよね……
声をかけてきた人物が俗に言うイケメンという者で、今の私の姿だと相手にされるかどうかが問題なんだよなー
ま、
ちょっとした賭けをしようじゃないか、
②と③のダブルでいこう……
「ねぇ、初対面の人に向かっていきなり失礼じゃない?」
「はぁ?」
「だーかーらー、その聞き方はないと思うって言っているんだけど?」
「……悪かった」
まさか謝るとは思っていなかったから少しびっくりした。間があったけどねw
「ま、確かに自分の知らない人が校内をウロチョロしてたら警戒しちゃうもんね!ということでさっきの質問に答えると私は今日からこの学校に転入した……えっと、転入したー……」
やっべ……ちぃちゃん達に本名言っていいのか聞いてこなかったよ!?どーしよ……
すると、目の前にいる男の子が訝しげにこっちを見つめてくる。
同時にちぃちゃん達からLINEがきた。
内容は面倒くさいから私がまとめよう。
・偽名は「天野姫香(あまのひめか)」
・中小企業の娘
・ちぃちゃん達のクラスは2-S
・理事長室は四階
おぉ、さすがちぃちゃん達2人ともわかってるねー……だけど、どうせなら2人とも情報をまとめて送ってよと思うのは私だけ??
「おい、転入した……なんだよ?」
あ、すっかり忘れてた……自己紹介しないと!
「ごめんっ!ちょっと考え事してて……えっと、それで、私は転入した天野姫香。今から理事長室行かなきゃだからいつ会うかも分からないけど、さよなら!」
んー……色々と大丈夫だったかな?ま、なんとかなるでしょ。そうそう会ったりすることなんかないんだし。
思わずつぶやく私なのだけど……
「理事長室……何処?」
とりあえず動き回る。
「誰、あんた」
「ふぇ?」
ふいに声をかけられた。
えーと、どうしよう……
選択肢その①逃げる
その②理事長室が何処か聞く
その③いつもの私で
まず、①は私じゃないからパスでしょ。
②も確かに良いんだけど、
それにはちょっと問題があるんだよね……
声をかけてきた人物が俗に言うイケメンという者で、今の私の姿だと相手にされるかどうかが問題なんだよなー
ま、
ちょっとした賭けをしようじゃないか、
②と③のダブルでいこう……
「ねぇ、初対面の人に向かっていきなり失礼じゃない?」
「はぁ?」
「だーかーらー、その聞き方はないと思うって言っているんだけど?」
「……悪かった」
まさか謝るとは思っていなかったから少しびっくりした。間があったけどねw
「ま、確かに自分の知らない人が校内をウロチョロしてたら警戒しちゃうもんね!ということでさっきの質問に答えると私は今日からこの学校に転入した……えっと、転入したー……」
やっべ……ちぃちゃん達に本名言っていいのか聞いてこなかったよ!?どーしよ……
すると、目の前にいる男の子が訝しげにこっちを見つめてくる。
同時にちぃちゃん達からLINEがきた。
内容は面倒くさいから私がまとめよう。
・偽名は「天野姫香(あまのひめか)」
・中小企業の娘
・ちぃちゃん達のクラスは2-S
・理事長室は四階
おぉ、さすがちぃちゃん達2人ともわかってるねー……だけど、どうせなら2人とも情報をまとめて送ってよと思うのは私だけ??
「おい、転入した……なんだよ?」
あ、すっかり忘れてた……自己紹介しないと!
「ごめんっ!ちょっと考え事してて……えっと、それで、私は転入した天野姫香。今から理事長室行かなきゃだからいつ会うかも分からないけど、さよなら!」
んー……色々と大丈夫だったかな?ま、なんとかなるでしょ。そうそう会ったりすることなんかないんだし。