龍桜
*理事長室前*

(4階になります)
 エレベーターの音?声?が聞こえてくる。でもさ、ハイテクすぎじゃないかな?この学校……
 ま、とにかく理事長様にお会いしなければなりませんものねー。
 理事長をどうやって味方につけるかなー……

(コンコンッ)

「失礼します」

(ギュ)
「what!??(パチンッ)」
 あ……つい平手打ちしちゃったー。どーしよ……

「姫~、やっときたのかー」
 見知った声が聞こえてくる。顔を見てみると……
「っ!??」

「驚いた顔してるー♪」

「いや、そりゃ驚くし、イヤだし……」

「姫……ひどいよー。イヤだなんてー」

「で、ここで何してるの?」

「見ての通り理事長様だよ?」

「いやいやいやっ!空ちゃんなんかにできるわけないでしょ?」

「ふっふっふー……それが出来ちゃうのが俺なんだよなーw」

「意味分からないしw でも味方につけるの考えなくてよかったー」

「味方につける? あぁ、そういうことかw」

「うん。そゆことw」

「ま、とにかく俺がここの理事長様なわけだ。よろしくなw」

「はいはーい。ところで、私は何故ここに呼ばれたの?」

「そりゃもちろん姫に会うため(ハッ!殺気)……じゃなくてクラスと寮の部屋番号教えるためだよ?」

「……」
 嘘だな。絶対くだらなこと言おうとしたけどもっともらしい理由をつけて逃れたなー……

「……」
 うわー……姫わかってる顔して無言だよっ(泣)次、何言われるんだろ……
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